2020年08月26日

営繕かるかや怪異譚 その弐 小野不由美:著

読かつて花街だった古い町の実家に戻ってきた貴樹。書斎として定めた部屋の鏡を何気なくずらしてみると、芸妓のような女が見えた。徐々にその女から目が離せなくなり…。(「芙蓉忌」より)。佐代は『通りゃんせ』の歌が嫌だ。子供のころ、夕暮れの闇が迫る中、怖いのを我慢して神社への石畳の道を走っていると、袴を穿いた鬼に出会い―。(「関守」より)。三毛猫の小春は交通事故で死んでしまった。あるとき息子が裏の古い空家から小春の声がするという。得体の知れない「何か」は徐々に迫ってきて―。(「まつとし聞かば」より)。住居にまつわる怪異や障りを、営繕屋・尾端が、いとも鮮やかに修繕し、解決へと導く―極上のエンターテインメント。
★★★★☆ 営繕屋・尾端が関わる怪しいお話
芙蓉忌・関守・まつとし聞かば・魂やどりて・水の声・まさくに の全6話。
どれも怖いお話だが、営繕屋の尾端が解決策を提示してくる。
営繕(えいぜん)とは、建築物の「営造」と「修繕」をまとめて指す語。具体的には、建築物の新築、増築、修繕および模様替などを意味する。
要するにリフォーム屋って感じだね。
1作目の営繕かるかや怪異譚の続編だ。
色んな怪しい現象を営繕屋の尾端が解決していく。
お祓いとかそんなのじゃなく修理や助言でね。
残暑と言うのに暑い今頃には怪談もいとおかし((+_+))

芙蓉忌
古い民家を買った家族、兄と弟が2階の部屋をあてがわれた。
弟は引きこもりになり、やがて自殺。
しばらくして亡き弟の部屋で鏡を覗くとそこには芸妓のような女がいた。
窓の外にある他のお家に芸妓がいるわけもなく・・・訪ねてみてもいない。
何故かやけに気になる女だが、実際には居ない。


関守
童謡「通りゃんせ」について。
あれってよく聞くと2人の問答?対話形式なんだよね。
だけど、天神様の細道にどうしてそんな門番みたいな人がいるんだろう?
門番はラムだったりする?
最近は緑のラムちゃんよりもピンクの姉さまの方が好きです。
特に毒舌で「っは!」ってやつが(人´∀`*)


まつとし聞かば
離婚でお父さんと息子が実家に帰ってきた。
実家にはおばあちゃんがいたが、病気になって入院中。
おばあちゃんが大事にしていた三毛猫が事故で死んだ。
息子にも懐いていたが、事故だけにちょっと無残な状態だったので言い出せなかった。
夜になると息子が寝ているところに猫が来る。
父と息子の思い違いが何ともo(TヘTo)
猫ドアも神社の木で修繕するってのは有り難いことだ。

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魂やどりて
古い長屋のような家を自分でリフォームして住もう。
道具屋でいろいろ買い集め工夫をしていくが、無茶を言うので折り合いが悪くなり出入り禁止にされた。
その頃から怪しい現象が起こってくる。
同じく折り合いが悪い隣りのおばあちゃん?の家から叫ぶような声が聞こえる。
でも、おばあちゃんはそんなことしてない。
リフォームするにも手抜きはダメよ。
中古品にも敬意をもってリサイクルしなくちゃね。


水の声
結婚しようと切り出すが、「僕には結婚する資格がないんだ。たぶん僕はもうじき死んでしまうから」と言い拒む。
理由は昔々小五の夏、幼馴染を川で他友達と一緒に見殺しにしてしまったから。
まあこの幼馴染もオオカミ少年っぽいところがあったからな。
翌年から地元にいると澱んだ水の臭いがする。
きっと、恨んでいるんだゝ( ̄□ ̄;;)Ξ(;; ̄□ ̄)ノノ
それならなんで翌年から妙な現象が起き始めたのか?


まさくに
祖母の家に引っ越しし、息子は押し入れで寝るようになった。
その押し入れの上には屋根裏?に通じる入り口があった。
これはいい隠れ家になると思ったが、項垂れた人の黒い影が登場。
あまりに怖く、祖母に聞くと「まさくにさんよ」と。
要するにご先祖様で良い人だったせいで首つり自殺してしまったのだとか。
だけど今までまさくにさんを見た人はそんな怖い姿じゃなかったはずなのに・・・



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posted by Crambom at 15:39| Comment(0) | 推理・ミステリー小説 | 更新情報をチェックする
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