2020年01月29日

信長の原理 垣根涼介:著

読吉法師は母の愛情に恵まれず、いつも独り外で遊んでいた。長じて信長となった彼は、破竹の勢いで織田家の勢力を広げてゆく。・・・神仏などいるはずもないが、確かに“この世を支配する何事かの原理”は存在する。やがて案の定、家臣で働きが鈍る者、織田家を裏切る者までが続出し始める。いま最も良い働きを見せる羽柴秀吉、明智光秀、丹羽長秀、柴田勝家、滝川一益。あの法則によれば、最後にはこの五人からも一人、おれを裏切る者が出るはずだ―。
★★★★☆ 織田信長の一生と蟻の原理
信長の一生と言えばだいたい知れている。
幼少の頃は暴れまわり、うつけ者と言われ家臣からも引かれていた。
だけど、どんどん勢力を付け、慈悲なく戦う。
天下が見えたところで光秀に裏切られて本能寺で死んじゃった。
だが、ここで言うのは信長の原理である。
信長がたどりついた原理は、働きアリの法則だ。
働き蟻が10匹いると2匹がよく働き、、6匹が日和見で働き、2匹は怠ける。
こんなことを幼少の頃に理解するとは凄いな。
ってか、遊んでくれる人も少なかったんだろうね。
弟側にいた佐久間大学もこれに驚き信長派に傾くんだよね。
この後、弟を担いで反抗してきた派閥をぶっ潰し弟も亡き者にする。
この頃じゃ親子も兄弟もそんなもんかもしれないな。
人は改心することはあっても、性根の資質は直らない。
弟は良い人過ぎて?優柔不断で?いや、流されやすい人で、家臣の話を聞きすぎ今回の反抗となったんだもんね。
こんなのじゃ殿は務まらないよ。
殿ともなると多少の独善的さは必要なのだろうな。
そんでないと良いように利用されるだけだ。
大体謝りに行くのも家臣や母親の指示で行くんだもんな。

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勢力付けた信長が、やばめの家臣を迎えた。
蠍と呼ばれる松永弾正・・・この時代「蠍」ってメジャーだったのか?と思う。
初会談で、神などおらぬ、万が一いたとしても、人間のことなどことさら興味をもたない。何故なら、人間といえども、所詮は流転する万物のひとつであり、その一点においては、牛馬と変わらない。と言う弾正。
うむ、これは趙州狗子に似たような感じだ。
あるけどないのと同じって考え。
私としては榎木津の「神様は願いを聞いてはくれるが、叶えてはくれない」ってのに賛同する。
楽俊の「本人がどれだけ努力したかの問題だろ。神様に願ってどうするんだ。」にも納得する。
信長に似たり寄ったりな弾正だが、裏切るんだよな。
2回も信長を裏切るんだけど、2回目の時に、自害。
平蜘蛛(茶釜)を譲れってのも今なら完全なパワハラだ。

最後も5人の活躍する家臣から誰かが落ちこぼれる。
或いは反抗する。
さて、これは誰だろうと信長も考えるのだけど・・・
今なら簡単に光秀が本能寺の変を起こすって分かっているんだけど。

どっちにしても信長がパワハラしていたのがいけないのだ。
ちょっとしたことでいつか切られるのだから。
あるいは用済みでポイとか。
こ〜ゆ〜独善的な殿だと頭のいい家臣なら疑心暗鬼になっていくよ。
今切られた家臣は明日の自分かもしれないと思うっちゃう。
実際の所、光秀が変を起こした理由・原因って何だったのだろうね?
今の大河ドラマ「麒麟がくる」は久しぶりに見てます。
まあ、麒麟(六太)は応仁の乱のさなかにいたんですけど。
そんで水軍の小松さん所に来るくらいだね。
そうそう、光秀って家康の参謀天海僧正だったという説もあるんだって。
信長を討ったのは家康との共謀だったか?
いっそのこと信長もどこかで生きていたってのも面白いよね。
posted by Crambom at 15:56| Comment(0) | 海外・古典・近代 | 更新情報をチェックする
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