2014年09月08日

ガンコロリン 海堂尊:著

読夢の新薬開発をめぐる大騒動の顛末を描く表題作ほか、完全な健康体を作り出す国家プロジェクトに選ばれた男の悲喜劇を綴る「健康増進モデル事業」、医療が自由化された日本の病院の有様をシニカルに描く「ランクA病院の愉悦」など五篇を収録。
★★★☆☆ 愉快なお医者さん、患者さんの話。
健康増進モデル事業/緑剥樹の下で/ガンコロリン/被災地の空へ/ランクA病院の愉悦 の全5編
何時ものように医療系のお話です。
バチスタシリーズの人たちも登場します。

健康増進モデル事業
怪しげな手紙が来た。
健康増進モデル事業で厚生労働省が行う事業だって。
一人の人間を健康でいさせるためにここまでするか。
でも、ちょっと羨ましい。
だって、仕事でも邪魔になるものは全て厚生労働省の名のもとに粛清されていくのだから。

ガンコロリン
ガンの予防・治療の薬を発見した。
その名も「ガンコロリン」
うんうん、薬としてありそうな名前だよな。
最後に「ン」が付くのはいかにも薬っぽい。
しかし、病気と薬はいたちごっこで・・・数年後には



被災地の空へ
北極救命救急センターの速水先生登場。
所謂、東日本大震災をモデルとした出動要請だ。
何時もは人名を助けることを仕事にしている速水先生。
だけど、被災地で来る患者は軽傷の人と遺体。
圧倒的に遺体の方が多い。
助けるために出てきたのに、遺体検案書を書くことになってしまった。
岸村先生、年の功ですな。
そこで何を学ぶかは本人次第だな。

ランクA病院の愉悦
病院がABCと3つに分かれた。
Aランク10万円以上、Bランク1〜10万円以内、Cランク1万円以内の診療費。
ツイッター川柳作家の終田千粒がこの3種類の病院に突撃取材するのだ。
一般市民はCランクの病院に行くのだが・・・なんかこれって単にロボット(トロイカ君)が質問して答えを出すだけだね。
だったら、パソコンでもできそうじゃないか。
初めに1万円入れてそこから診察が始まるってのもなんか味気ないな。
質問で「?」を押すと東城医大不定愁訴外来への紹介状が出る。
Aランク病院にも行く。
非常に対応がよく女医さんも綺麗O(≧▽≦)O
だけど、そこにはヤツがいたどんっ(衝撃)どんっ(衝撃)
病気の診断ってなんだろうね・・・
posted by Crambom at 15:43| Comment(2) | TrackBack(1) | 一般的な小説・エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どれも楽しめる短編集でした。
ちょっとしたドタバタ劇の表題作がおもしろかったです。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
Posted by 藍色 at 2016年06月03日 13:26
§ 藍色様へ
海堂さんの小説にしては笑える話でした。
こんなタイプの小説も書く人なんですね。

すみません、こちらからはTBしていません(T_T)
Posted by Crambom at 2016年06月05日 15:11
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/405074343
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック

「ガンコロリン」海堂尊
Excerpt: ついにガン予防薬完成! と思ったら……鬼才炸裂のメディカル・エンタメ傑作集! 医学とは悪食の生命体である――夢の新薬開発をめぐる大騒動の顛末を描く表題作ほか、完全な健康体を作り出す国家プロジェクトに選..
Weblog: 粋な提案
Tracked: 2016-06-03 13:09