★★★☆☆ 奇怪な連続水死事件は、何者の仕業か?昭和29年、夏。複雑に蛇行する夷隅川水系に、次々と奇妙な水死体が浮かんだ。3体目発見の報せを受けた科学雑誌「稀譚月報」の記者・中禅寺敦子は、薔薇十字探偵社の益田が調査中の模造宝石事件との関連を探るべく現地に向かった。第一発見者の女学生・呉美由紀、妖怪研究家・多々良勝五郎らと共に怪事件の謎に迫るが―。山奥を流れる、美しく澄んだ川で巻き起こった惨劇と悲劇の真相とは。百鬼夜行シリーズ待望の長編!
記者・中禅寺敦子と女学生・呉美由紀の推理小説。
妙な組み合わせですが、色んな事がかけ合わさって事件へと誘います。
今回敦子は、模造宝石事件を追う中でケツ丸出し連続水死事件へと。
戦争で集められた宝石を奪い取り、某尊い方へ返すのだ!ってな強奪事件。
だけど、本当に返す気があったのは不明です。
美由紀は、女学生中までの河童の話からの覗き魔へと。
普通なら男が女性を覗くのが定石。
だけど、何故か今回は男ばかりが覗かれている。
じゃあ、覗いているのは女なのか?
河童について談義をかわす。
河童と言っても地方によりけりで呼び名も違う、形状も違ってくる。
河伯ってのは聞いたことあるけどね。
河童から尻子玉、尻を出した変死体へと会話サーフィン。
前から思っていたけど、尻子玉って何なのだろうね?
河童が抜くと人は腑抜けになるとか言うけど、尻子玉ってな臓器は無いもんね。
それからどしたの?