2017年05月03日

テミスの剣 中山七里:著

読昭和五十九年、台風の夜。埼玉県浦和市で不動産会社経営の夫婦が殺された。浦和署の若手刑事・渡瀬は、ベテラン刑事の鳴海とコンビを組み、楠木青年への苛烈な聴取の結果、犯行の自白を得るが、楠木は、裁判で供述を一転。しかし、死刑が確定し、楠木は獄中で自殺してしまう。事件から五年後の平成元年の冬。管内で発生した窃盗事件をきっかけに、渡瀬は、昭和五十九年の強盗殺人の真犯人が他にいる可能性に気づく。渡瀬は、警察内部の激しい妨害と戦いながら、過去の事件を洗い直していくが…。
★★★★☆ 渡瀬刑事、昔の冤罪事件を追う
いろんな話にちょくちょく登場する渡瀬刑事。
刑事としての出発点での痛い事件についてです。
要するに冤罪を起こしてしまったのです。
まあ、ありゃ先輩の鳴海がいけないんだよね。
犯人は楠木明大と決めつけて地獄の取り調べ。
相方の渡瀬は優しい刑事役をやって(役割分担)籠絡させる。
両親には国選弁護しを推薦する。
ゆえにやる気のない弁護士で結局反省の態度もないので死刑!!の判決が出た。
裁判でちゃんと言えば無罪になると信じていた楠木だった・・・
なんつっても証拠品までねつ造しちゃっていたから。
ので、獄中で自殺。
のちになって真犯人の迫水が同じような事件を起こし逮捕された。
渡瀬はちゃんと正そうとするのだけど、他の人はねぇ。
相棒の亀ちゃんがやられた袋叩きにあったりします。
まさに都合の悪いことは隠そうとする体質ですね(; ・`д・´)
明大を裁判で死刑判決を支持した高裁の高遠寺判事(女性)。
ショックだったようだけど、「どちらを選択しても試練が待っています。自分自身の声に従いなさい。」 と。
渡瀬の尊敬する恩田検事は大きな花火を打ち上げてくれた。
「人を裁くのは権力の最たるものだ。だからこそ正義と一体でなければならず、不正は直ちに糺されるべきだ。」 と。

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それからどしたの?
ラベル:テミスの剣
posted by Crambom at 14:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 推理・ミステリー小説 | 更新情報をチェックする